介護職員初任者に求められる能力

  体力とコミュニケーション能力が不可欠

 

介護職員初任者に求められる能力として、まず挙げられるのが「体力」です。

 

体力については、身体介護などの力仕事をする場面もありますし、在宅支援ならば1日に何軒もかけ持ちをすることだってあります。決められた時間のなかで可能な限りの利用者をサポートをし、日に何軒もまわって仕事を続けていくことになるので、体力は不可欠です。

 

移動は自転車などを使うことも多いので、夏場などは大変だと思います。いかに自分の身体に負担を掛けず、効率良く、仕事をこなしていけるかがポイントになってくるでしょう。

 

次に、コミュニケーション能力も欠かせません。利用者との信頼関係を築くことは大切ですし、その家族との関係も良好なものにしていくことが求められます。いろいろな会話をしながら、利用者のことを知っていく必要があります。

 

また、話がうまくできない人や、意思疎通が難しい人の対応をしていくことも、大事な仕事なので、分かりやすく自分の話を相手に伝えることができる能力も求められます。

 

  連携と協調性

 

介護職員初任者の仕事というのは、単独で完結しているわけではありません。特に、介護保険制度のなかでは、ケアマネージャーを中心にして、さまざまな人達が関わって1人の利用者の対応をしていきます。

 

具体的には、訪問看護師やリハビリのための理学療法士、あるいは担当医などもいます。時には、福祉用具の業者や住宅改修の業者が関わってくることもあるでしょう。

 

そういった事業者と、連携を取りながら仕事をこなしていくことになるのです。そこで重要になるのが、協調性があるかどうか、という点です。

 

利用者が希望していることをくみ取り、どのような介護、ケアが必要なのかをケアマネージャーやそのほかの事業者と相談をしながら、最適なサービスを提供できるように心がけることが大切です。

 

特に、介護職員初任者は、利用者に1番近いところで接していますから、利用者目線の意見を正確に周りの人間に伝えていかなければいけません。

 

そのためにも、コミュニケーション能力だけではなく、チームの一員としての協調性も求められるのです。

メインイメージ
Copyright© 2013 札幌 介護職員初任者研修センター|アイスマイル All Rights Reserved.